アドミクス

リアショックのミカタ。

33リア
33リア

13リア
13リア

当然ですが、後輪駆動車においてリアのサスペンションはとても重要です。
画像は右はスカイライン32系、シルビア13系です。
左はスカイライン33・34系、シルビア14・15系となります。
もういい加減古いクルマでり、業界ではとてもメジャーなクルマなので皆さんも雑誌や実車でも見たことがあると思います。
さて、よくご覧ください。
違いがありますよね?
一番はショックの長さが目に付くと思います。
ショックは長い分には長いほうがいいです。(中身に充填できるガス・オイル量を増やせる)
ショックメーカーのカタログを見ていると、たまにショック本体は32・13でブラケットだけ延長させて34・15用として発売している不誠実なメーカーさんがたまにあります。そんなショックは見た目でだけで却下です。乗って確認する価値もありません。
コレを読んで気になった方は色々見てみてください。

そして、傾きが違うのが分かると思います。
傾きはロアアームのジオメトリーが違うのでショックの傾きが違います。
よく、「32・13に34・15メンバーを取り付けると飛躍的にトラクション性能が向上する」と耳にします。

あまり大きな声では言えませんが、そうでもないですよ。
要は、”どのようにリアタイヤを路面に押し付けるか”が最大のテーマです。

弊社ではいかにタイヤのトラクション性能を向上させるか、を常に考えております。
チューニングは「部品を根こそぎ交換してしまうイノベーション」と、いたずらに部品を交換せず「コツコツと調整するカイゼン」を念頭において進めていかないといけません。
何が良くて、何がダメだったのかを確実に検証していかなければタイムアップ出来ないと考えております。
一見同じような部品の組み合わせでも走りは断然変わってきます。

足回りって見た目で判断するのはとても難しい箇所です。
でも、サーキットでじーっとクルマを見ていると見えてきます。
ツクバの1ヘアのスタンドでぼーっとクルマを眺めている私を見かけたら、お声かけください。
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