アドミクス

舶来コンピューターと国産コンピューター

Vproダイレクト
Vproダイレクト

お客様のVproの買い替え(新型へ)で下取りVproが出たので、弊社デモカーに付けてみました。
なにせ貧乏ショップなので弊社デモカー(BNR32)はメインCPUのROM書き換え仕様でした。
もちろんROMチューンの技術力の証明という側面もあったわけですが。
考えてみたら、今までハードを全く変えずにコンピュータをすげ替えただけの比較をしたことがありませんでした(汗)

ということで、お客様が捨てていった古い通常のVproハーネスを利用し、ダイレクトハーネスを手作り製作。
クラセンのピックアップには抵抗をかませてプルアップ仕様に。3.4はさすが新型なので本体の設定だけで認識できるようですが。
そうそう、金プロと呼ばれるVproは一見同じですがバージョンが何種類もあるんですよ。
この金プロはVer,3.3です。ちなみに、コントロールソフトは全シリーズともほぼ同じですが、中身の基盤は隠れて進化を続けていたので実際の動きが若干違います。新しいほうが動きが良いです。
現行品のVer,3.4が今のところ一番良いのですが、お古なので文句は言えません。
本体の蓋を開けて各ジャンプスイッチを設定。Vpro単体ドライブになるので内部スイッチ設定をそれぞれプルアップに変更。
カプラーポンであっけなく始動できました。
暇が出来たらセッティングしようかなと。

さて、最近は舶来品のエンジンコンピューターが増えてきたようです。
TPPが発行されると安くなるのかなぁ。安くなれば使ってみようと思います。
が、しかし、HKSのVproは第二世代GT-Rに装着されることを第一に開発されたコンピューターなのでとても使いやすいです。
擬似マップ出力でチェックランプ回避が簡単です。(最近は出来ないクルマも増えてきましたが)
実は舶来品コンピューターは汎用コンピューターであるがゆえに、とあることに問題が・・・あります。
この場で書いてしまうと、色々と軋轢・問題を生んでしまいますので止めときます。
答えを知りたい方はご来店くださいませ。

あと、最近よく新規来店のお客様から、「現行車種のエアフロを流用してメインROM書き換え」の問い合わせを受けます。
なにやら、現行車種のインジェクターやエアフロを使うと制御が細かくなるとか、レスポンスが・・・等のメリットが有ると雑誌でよく見かけるとの事でした。
どう考えてもそんな訳は無いハズなのですが・・・
このこともこの場で書くのは止めときます。(私も自分から進んで敵を作りたくはないので・・・)
ヒントとしてはインジェクターは、エネルギー保存の法則を考えると答えが見えてきます。
エアフロの話は、メインCPUの能力が変わらなければ変わらないはず・・・です。
センサーが変われば、ROM内の読む位置が変わるだけ・・・です。
特に負荷認識センサーのエアフロが変われば・・・です。

さて、取り留めなく書いてしまいましたが、気になった方はご来店をどうぞ。
ほんと、チューニングって楽しいですね。
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